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第16回Growth Pitch –フード特集-

 9月13日(木)、Fukuoka Growth Next で、スタートアップの成長促進や、企業との事業提携機会の創出を目的として、大企業や中小企業、 VC、メディアを対象としたスタートアップによるピッチイベント「Growth Pitch “フード特集”」を開催しました。
 話題になったFoodTechや地産地消、健康食品など、多岐にわたるテーマと新サービスで食の世界が広がりを見せています。
 今回は、「フードトラック」「オーダーシステム」「健康食品」「フードデリバリー」で業界を牽引するスタートアップ4社にご登壇いただきました。

“なんでもない場所を、美味しい場所に”

 1社目にご登壇いただいたのは、株式会社mellow。日本最大級のフードトラック・プラットフォーム“TLUNCH”を運営しています。
 ビルの空きスペースにフードトラックを日替わりで配車、シェフが作った出来立てのランチを毎日飽きずに楽しめるサービスを提供しています。
 ビジネスモデルは、スペースを一括で借り、出店料としてフードトラックの売上げの15%を徴収、スペース使用料として5%をオーナーに収めることで、差額の10%が収益となるシンプルなもの。
 このサービスの特徴は、データ分析でそれぞれの場所にマッチしたフードトラックを配車できることと、アプリでの集客で、シェフが料理と接客に集中できる環境が作れること。また、固定店舗に比べ初期費用が安いことから、シェフが起業しやすいのも強みの1つです。

 今後の展開は、サービス提供時間を朝・昼・夜の終日対応にすること、サービスカテゴリーの拡大などを考えているとのことです。また、協業パートナーとの取り組みとして、空きスペースの確保や敷地の使用に関する法律・条例の壁をクリアすることなどがあげられました。
 「福岡にフードトラック文化を築きたい」という夢の実現ために、ビジネス展開のあらゆる可能性を探っていらっしゃいます。

“目指したのは、「社長の肝臓のための酵素ドリンク」”

 2社目にご登壇いただいたのは株式会社SUNAO製薬。「地域資源革新でみんなを幸せに」をモットーに、宮崎や九州の化粧品、サプリメント、医薬部外品のOEM製造や、通信販売にも力を入れています。
 今回のピッチでは、「肝酵素γ(かんこうそガンマ)」をご紹介いただきました。「おつきあい」や外食、ストレスがつきまとう経営者のパフォーマンスを支えたいという思いで開発された肝機能のためのドリンク。その効果はSUNAO社内で「人体実験済み」とのこと。乾杯の1時間前に「肝酵素γ」を飲んでからアルコールを飲んだ結果、被験者全員が「二日酔いなし!」だったそうです(※効果は個人の感想です)。

 同社では、経営者限定の本商品体験・交流イベント「γ会(ガンマ会)」を開催。会場では今後予定されている「長崎γ会」、飲食店での商品販売などについてアピールされました。参加者の皆さんは「肝酵素γ」に興味津々。いろいろなジャンルの方が積極的に質問し、笑いを交えた楽しい雰囲気で会場が盛り上がりました。

“クラウドサービスで、オーダーをもっと楽しく!”

 3社目にご登壇いただいたOkage株式会社は、電子カタログ型注文アプリ「オーダーブック」と、飲食店向けモバイル自動化ソリューション「Okageシリーズ」を開発。セルフオーダー、セルフレジ、モバイルPOSなどをクラウドで統合管理し、おもに省力化やインバウンド対応に役立っています。
 「人手不足」「人口減少によるマーケット縮小」「消費税アップによる利益率の圧縮」の3重苦を抱える飲食業界では今、インバウンド観光客の増加が希望の光です。同社が提供しているサービスで、特に期待が高まっているのがモバイルオーダーシステム「Okage Go」。お客様のスマホから注文ができ、スタッフがテーブルに配膳する店内向けオーダーシステムが都内の“原価ビストロBAN!”などに導入されています。

 一方、店外向けには、スマホから事前にテイクアウト予約注文が可能なサービスを東京ミッドタウン「HIBIYA DELI&CAFE」などで展開。キャッシュレス決済対応で、レジに並ばずに買えるので、オフィスワーカーのランチタイム効率化に貢献しています。
 今後は、観光・エンタメ・小売・介護業界への事業拡大を予定。ほかに、質疑応答では「Alipay」や「WeChat」との決済提携について語られました。
 同社が目指すのは「オーダーテイメント(造語)」。ソーシャルやEC物販、広告など、さまざまなコンテンツとオーダーが融合する新しい世界が楽しみですね。

“「おいしい」をもっととどける-ヘルシーフードのデリバリー”

 最後のご登壇は農産物販売、加工、卸業を営むとどける株式会社。地産地消にこだわった新鮮な野菜や果物をオフィスに届けるサービス「すぐベジ」を提供しています。
 「すぐベジ」は、オフィスに冷蔵庫、常温用ボックス、料金箱を設置し、定期的に野菜・惣菜などを届ける簡単社食サービス。お惣菜にはカロリー表示や商品説明もついており、ヘルシーなことからも評判が良いとのこと。
 「“とどける”と組むことによって、農家側にどんなメリットがあるか?」という質問に対しては、農家とタイアップして一緒に成長する、一緒に良い商品を作り上げていくことがあげられました。ほかに卸先のルートや、新しいサービスの提案などが話題にのぼり、このサービスへの期待感が感じられました。

 苦戦といわれるフード業界にスタートアップが起こすイノベーションで、新しい食文化が創られることを期待したいですね。

 次回は10/11(木)の第17回Growth Pitch-スポーツ特集-を開催します。
 詳細はこちらをご覧ください。