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第22回Growth Pitch -沖縄IT特集-

2月25日(月)、Fukuoka Growth Next で、スタートアップの成長促進や、企業との事業提携機会の創出を目的として、大企業や中小企業、 VC、メディアを対象としたスタートアップによるピッチイベント「Growth Pitch“沖縄IT特集”」を開催しました。

観光・リゾート産業に次いで盛んな沖縄のIT産業。冒頭では、一般財団法人・沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)の取り組みや、“ResorTech”(観光業×IT)発信イベント「おきなわ国際IT見本市」などが紹介されました。

県とスタートアップが連携し、ITを活用したイノベーション創出に取り組み、新しいサービスをアジア・世界に向けて展開しています。

今回は、盛り上がりをみせる沖縄のITスタートアップ5社にご登壇いただきました。

“沖縄発ソーシャルECプラットフォームで新しいマーケットを”

1社目の株式会社EC-GAINが提供するのは、ファンと一緒にブランドを広められるソーシャルECプラットフォーム‟temite(テミテ)”。購入者やファンをハブにして新顧客を誘客する、新しいマーケットプレイスです。

temiteはファンベースで誘客できるシステム。フォローやハッシュタグで好きな人同士が、好きなものの情報を共有し、商品ページをマッシュアップしてシェアできるなど、楽しい機能もあるそうです。

今後の目標は、ファンのタイプセグメントや貢献度を可視化し、クオリティの高い効果測定をすること。また、購入データとユーザーの交友データによるマーケティングで、強力な広告モデルを作りたいとのことです。

ほかに、店舗スペースシェアリングのcataruと提携し、オフラインからの集客も強化していくとのこと。ゆくゆくは東南アジアを中心とした海外展開についても予定されているそうです。

“知り合いをたどって、仕事をお願いしよう”

2社目は株式会社Re:Build。IT系中小企業の課題は、エンジニアを雇う資金がないことと、雇うエンジニアのレベル感がわからないこと。

課題解決のために同社が提供するのは、システム開発案件に特化したリファラルソーシングサービス“tadoru”。代表・鈴木氏のエンジニアリング全般に関わった経験を生かし、採用のミスマッチをなくすために開発されました。ビジネスモデルは、企業の担当者がエージェントを選び、エージェントが知り合いのエンジニアとマッチング。企業が1件成約あたり、5~15万円の報酬を支払う手数料モデルです。

提携イメージは、副業を推奨する企業や、人手不足を解消し、優秀で信頼できるエンジニアの採用を希望するシステム開発会社など。

一般の人材派遣系企業は、営業系の担当者が多く、知識と経験の不足からミスマッチが起こることも指摘されています。同社ではエンジニア経験を生かしたマッチングができることと、知り合いのつてでエンジニアを紹介できる安心感も強みとして語りました。

“ジョブマネで、業務を効率化!長時間労働からの解放!”

3社目のジョブマネ株式会社ジョブマネ株式会社が手がけるのは、業務管理型クラウドシステム「ジョブマネ」の開発。

社員が増え、データや書類がバラバラに管理されてしまい、社内で情報共有ができず、労働効率が上がらないというのは、よくある困りごと。

ジョブマネを使うと、見積などの大事な書類をテンプレートで簡単に作成・編集・計算でき、登録情報はオールインワンで連携。入力作業は、業務フローで必要なものだけなので、労働生産性が向上、ITの専門家も不要となります。低コストで運用できるのも大きな魅力とのこと。

今後の目標は、働き方改革特需を狙ったマーケティングと営業活動強化、新機能の開発強化と、他システムとの連携。また3年後には多言語・多通貨対応でのアジア展開も考えていらっしゃいます。

質疑応答ではシステムの使い方、ビジネスモデルや戦略について、たくさんの質問が飛び交いました。今後も持続的な成長が見込まれる国内クラウド市場での、ジョブマネ(同社)の活躍に期待が高まります。

“キャンプでつながる人と場所 #楽しさ無限大!”

4社目のCAMPOが提供するのは、初心者とキャンパーが空間と体験をシェアするサービスpmp(プンプ)。道具の使い方がわからない、値段が高くて手が出ない、観光旅行の思い出にやってみたいけど…そんな初心者と、キャンプ仲間を増やしたい・教えてあげたいベテランキャンパーをつなぎます。

質疑応答では、道具やメンバーの揃え方など、初心者の困りごとを解決するために、空間と道具をセットにして提示・体験できるサービスについて紹介されました。

また、登録初期は審査、中期はレビューで評価するシステムで、知らない人と一緒の不安を解消するためのフォローをしています。泊りに抵抗のある方には、デイキャンプも用意。物損や事故に備えて保険加入等の対応も今後予定とのこと。

CAMPOが目指すのは、「人が主役のキャンプ版Airbnb/キッチハイク」。楽しく、安全に、ワクワクをシェアできるプラットフォームを作っていただきたいですね。

“安心・安全・迅速な運転代行サービスを提供”

最後は株式会社Alpaca.Lab。運転代行サービスは広く普及しているにも関わらず、「呼ぶのが手間」、「時間がかかりすぎる」「違反行為のない業者の選び方わからない」など、数々の不満や不安があがっています。背景には、業者の非効率な業務形態、疲弊する市場、管理する行政の限界などの根深い問題があるそうです。

このサービスは、自分に合った代行業者を明朗会計で利用でき、常連客のために車を手配する飲食店にとっても、簡単な呼び出しと台数指定だけなのでとてもスマート。

また、AI・IOTを使った情報収集と分析提案で、配車・集客・ルート選定の学習と最適化、最近距離でのマッチングを可能に。プラットフォームサービスによる安心感が大きな強みとなっています。

また、アプリ開発は大学・公益社団法人 運転代行協会 沖縄支部・警察・行政が連携。社会的摩擦を生まない、継続可能なビジネスモデルを実現できるとのこと。

運転代行のスマートな運営で、今後も安心・安全な社会構築に取り組んでいただきたいですね。

数々のITスタートアップが集まる沖縄は、自然と気候に恵まれた環境、アジア圏へのアクセスの良さも大きな魅力。今後の活躍にますます注目が集まりそうです。

次回は4/12(木)に第24回Growth Pitch -物流特集-を開催します。
詳細はこちらをご覧ください。