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第3回 Growth Pitch -Startup Mosh-

 10月12日(火)、Fukuoka Growth Nextで「Growth Pitch “IoT特集”」を開催しました。
 「Growth Pitch」の趣旨説明後、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社 小野氏より、IoTのトレンドについて紹介。IoT商品は今や身近な存在となり、2021年には11兆円規模の市場と見込まれています。最近ではソフトバンクが英ARM社を買収したニュースが話題になりました。
 データ収集・分析、顧客体系マッチ・実例化、通信等事業を展開するIoTスタートアップと大企業との事業提携が様々な分野で進んでおり、事例として、ソラコム×三井物産、フォトシンス×ソフトバンクグループ、グラモ×レオパレス21などが紹介されました。

 この後、いよいよIoTベンチャー3社が登壇!
 1社ずつご紹介していきます。

「自分たちの子どもに使わせたい」思いをサービスに

 株式会社ottaは「みんなで見守る」をテーマに、下校時間内の道路上を想定したシェアリングエコノミー型次世代見守りサービス(otta)を展開。大阪・箕面市では、既に日本最大規模で導入し実証実験も行っています。
 サービス内容は、子どもに端末を持たせ、スマホにアプリをインストールするだけで、位置情報を確認できるもの。Beaconを設置した地域での導入のほか、アプリをインストールした端末とのすれ違いによっても位置情報を捕捉します。
 今後の展開としては、地方自治体や大手インフラ企業と提携し、サービスを充実・拡大していくことを目指しており、現在は東京電力と渋谷区で実証実験をスタート。お年寄り対象の見守りシティを作ることも視野に入れています。
 子どもにかかわる身近なサービスだけに、質疑応答では、セキュリティや価格などの具体的な質問が多く出され、事業展開についても活発な意見交換がなされました。

「なくすをなくす」「みんなで探す」

 日本で1年間に警察に届けられる落し物の数は実に年間2600万件(なんと1.2秒に1件!)。
 2社目にピッチに立ったMAMORIO株式会社はそんな「なくすをなくす」を合言葉に、落し物を探すサービスに特化したIoT企業。世界最小クラスのIoTデバイス「MAMORIO」によって落し物を見つけるという社会的課題に取り組んでいます。
 MAMORIOの使い方は簡単。スマホの上にアプリをインストールし、タグを大切なものに着けるだけ。外出時は「置き忘れ通知」がスマホに届き、外出先では紛失防止アラートが出ます。場所を地図で表示してくれるので、後は取りに行くだけです。
 もうひとつのサービスは「みんなで探す」クラウドトラッキング。MAMORIOユーザーの端末が探知機の役目となり、他のユーザーの落し物情報をMAMORIOのサーバーに届けます。
 ここでも、実際の使用シーンをイメージした具体的な質問や、事業展開における課題などの建設的な質疑応答が印象的で、「なくすをなくす」「みんなで探す」ためのアイデアが次々と挙がり、会場が活気づいていました。

スーツケースをカフェに預けよう

 3社目は、物の保管とITを掛け合わせたecbo 株式会社。店舗の空きスペースを利用して、荷物を預かるサービスを展開しています。増え続ける外国人観光客を主なターゲットに、駅やターミナル近隣の店舗が重い荷物を預かることで、ユーザーの負担を軽減します。店舗側は、預かり手数料だけでなく、荷物の受け渡し=来店となるため、収益に繋げるチャンスも得られます。
東京・渋谷でスタート後、半年で1,000店舗との契約を締結、現在は10,000店舗を目指して拡大中です。
 今後は観光サービスとの連携を取った営業展開に力を入れること、公共交通機関(駅・空港)などとのタイアップが課題となり、街づくりを含めた大規模な事業展開を目標としています。
 「店舗の営業時間外に来店したら?」「言語対応は?」「安全性は?」など、踏み込んだ質問の数々は、却ってこのサービスに寄せられる期待値の高さを感じさせるものでした。

 次回のGrowth Pitch紹介の後、写真撮影と名刺交換会が行われました。
 質疑応答では話しきれなかった意見交換や交流が行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。

 次回は11/9(木)に開催いたします!詳細はこちら