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「若い世代からみた福岡と東京のスタートアップ」- Fukuoka Growth Next Camp –

 12月20日(木)、Fukuoka Growth Nextで、福岡だけでなく、東京・大阪からもVCやスタートアップを招き、トークセッション・ピッチを実施するイベントを開催しました。
セッションごとにご紹介します。

 最初のセッションでは、若きスタートアップの代表に登壇いただきました。
メンバーは以下の通り。(写真右から)

1. 株式会社Pear 代表取締役 CEO 島井 尚輝 氏
現在23歳。大学在学中にクラウドソーシングサービス、学園祭情報配信サービスを開発。フリーランスを経て同社を設立。2018年4月には「OMNI-CORE」をリリース、日本最大級のEコマースイベントを開催予定。

2. 株式会社ニューレボ 代表取締役 長浜 佑樹 氏
AIによる物流データを使った、需要予測を提供するクラウド在庫管理システムを開発。
福岡で創業、今年、東京でOpen Network Labo に参加。2拠点で活動中。

3. ONE FINANCIAL CO., LTD. CEO 山内 奏人 氏
若干16歳のCEO・山内氏。“いつでも誰でもカード決済を受け付けられるアプリ” 「ONE PAY」を開発。先日1億円を調達。

4. F Ventures Founder 両角 将太 氏(モデレータ)
福岡生まれ。サムライインキュベートから独立、福岡を拠点としたベンチャーキャピタルF Venturesを設立。投資家として活動を広げている。

福岡発のスタートアップ

 Pearとニューレボの提供するサービスは、優秀なエンジニアを集めるコネクションや、資金面の課題が整えばオンラインマーケティングが展開でき、場所にこだわらない事業展開が可能です。

 一方で、東京のもつパワーについても、お二人とも率直に話してくださいました。

 島井氏はスタートアップシーンや新しいプロダクトの情報収集のために月1~2回東京を訪問。VC・投資家とはSkype会議などでキャッチアップしています。最新情報にふれる環境づくりができるので、東京開催のイベントへは意欲的に参加されているとのこと。

 一方で、ある投資家との出会いがきっかけで福岡から東京へ拠点を移したという長浜氏も、投資家へのアプローチについては、TwitterなどSNSの活用がメイン。
ただ、法人向けのビジネスなので、事業社数が多いこと、エンジニア採用にあたっての人材確保や、営業活動が必須なため、東京を選択したといいます。

15歳で起業家に!デジタルネイティブの活躍

 一方、現在16歳のONE FINANCIAL山内氏は10歳からプログラミングを勉強。作りたいプロダクトのために起業しました。世界の金融情報収集のために読んでいるRSSは1日1000件!ビジネス戦略は「愛される企業を作ること」。チーム力、プロダクト力を大切にしたい、という純粋な思いを語りました。

福岡と東京の違いは?

 島井氏が東京で感じたスタートアップの印象は「夜通し働く」「スピード感」「熱さ」、そしてハングリー精神が強いこと。
福岡はまだ10代の若手やスタートアップのプレイヤーも少ないものの、パワフルな支援体制があるのが特長。
 「東京・福岡それぞれに活かせるメリットがあり、スタートアップ成長の機運が高まっている」という指摘は非常に印象的でした。

プレイヤーを増やしていく取り組み

 インターネットの普及などによって、地方で活動するデメリットはあまりなくなってきました。Fukuoka Growth Nextの取り組みを通じ、東京・海外のスタートアップが福岡に集結してきています。これからもプレイヤー・投資家を増やすためのチャレンジを続けたい、と両角氏 は語ります。

 質疑応答では、情報収集に話題が集まりました。「トピックを決めて記事を読むことで、平均的な意見・情報を収集することができる」、「移動時間でのリスティング(ECメディア)」、「誰がシェアしているか?など、人の関心ベースで投稿記事を読む」など、それぞれ三者三様のツールを活用しているようです。頷きながら聞き入る方も多くいらっしゃいました。

 今回参加したスタートアップのように、若く・年齢の近い・親しみやすい起業家たちを育て、成功例を増やしていく。環境が整っていく中で、これからの福岡を盛り上げたいという熱い思いが伝わるトークセッションとなりました。