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第9回Growth Pitch -Fukuoka Startup Mosh-

 2月 19日(月)、Fukuoka Growth Next で、スタートアップの成長促進や、企業との事業提携機会の創出を目的として、大企業や中小企業、 VC、メディアを対象としたスタートアップによるピッチイベント「Growth Pitch “アクセラレーションプログラム特集”」を開催しました。

 普段はテーマを絞って開催するGrowth Pitchですが、今回は「知財を活用したアクセラレーションプログラム」の一貫として実施されました。このプログラムは、良い想い・技術を持ち知財を取得しているにもか関わらず事業化・事業拡大ができていない中小企業に対し、事業のアクセラレーションを支援するものです。
 今回のGrowth Pitchでは、その集大成として4社が登壇しました。

楽しむ輸出を支援する "CROSS FOODS"

1社目は合同会社JEXPO。今回ご紹介いただいたのは、売り手である日本の食材業社と、買い手であるフランスのレストランを直接つなぐサービス、「CROSS FOODS」です。普通であれば海外展示会を通して売り手と買い手がつながるのですが、このサービスではお互いが直接コンタクトをとることができることができます。この体系を実現させているのは、シェフ集客、やりとり翻訳、雛形提供の3つのサポートです。オプションで現地合同商談会や現地でクロージングするサービスも提供。現在、登録フランス人シェフは9万人、毎日200人に食材を紹介しています。
 今後は協同組合や自治体、公的機関の販路開拓支援事業の際にこのサービスを使って中小企業の支援をしてほしいとのことです。

 

AI解析を活用しこどもの思考の数値化を目指すロジコモン

 2社目は、子供の考える力の育成・評価をする株式会社ロジコモンです。思考の数値化を目指し研究しています。
 今回ご紹介いただいたのは、初等教育におけるプログラミング教育のAI解析を用いた評価方法」です。現在プログラミング教育は、都市圏習い事ランキング1位、2020年度小学校必修化など、ニーズの高まりをみせています。多彩な教材がある一方、その評価基準は曖昧で抽象的なものしかありません。そこでロジコモンでは、学習過程データの活用やAI解析を利用し、その評価を実施していきます。データ収集・解析プロセスパッケージ化し、行政・キッズプログラミング教室提供している場所へ提供することでマネタイズをしており、今後は教育の見える化を進めていきたいとのことです。

青果物のロス軽減のための鮮度保持システムの装置 "Tanka fresh"

 3社目は、鮮度保持システムの製造販売を行う株式会社炭化です。「捨てられるものから有益なものを創造し、青果物鮮度保持システムを農業生産者から最終消費者にいたるまで提供することで、世界中の食品ロスを軽減し、無駄な廃棄や安定した食の供給を可能とする。これにより、全ての人の豊かさの向上と社会貢献や環境負荷軽減を目指す。」という事業理念のもとに成っています。主力製品であるTanka freshは、富山から台湾へいちごを27日かけて輸送したり、佐賀のみかんをカナダに輸出したりなど、貯蔵に関しては日本一の実績を持っています。現在、アジア地区での食糧費は680兆円、ロスを1%でも減らせば6兆円浮くというデータが出ています。鮮度が保持されることによって解決する課題がほとんどであり、今後は日本だけでなく、世界にも目を向けていきたいとのことでした。

ローコストで高品質な鉄筋コンクリート建築 "PCa+S構法"

 最後は、独自開発の建設技術を提供する加藤建築事務所です。建築物設計および工事監理、独自開発の建設技術、専用資材の提供及び技術供与などを事業展開しています。
 今回ご紹介いただいた"PCa+S構法"は、ヨーロッパと日本の住宅の差を解決したいという想いから生み出されました。特徴は、地震時の揺れに対する強さ、無柱、早いそしてコストが安いことです。通常3~4か月かかる構造体工事を2週間程度でできる、シンプルな技術のため、人件費をカットできることがローコストでつくれる理由です。耐用年数は約100年とかなり長くなります。
 またこの技術は、コンクリートを予め工場で型に入れて作るプレキャストコンクリート部材を使うため大量生産に向いているので、今後はディベロッパーなど大きな事業者にパートナーとなってもらい、新しいコンクリートシリーズを売っていただきたいとのことでした。

 次回のGrowth Pitch紹介の後、写真撮影と名刺交換会が行われました。

 次回は4/12(木)の第11回Growth Pitchを開催します。詳細はこちらをご覧ください。