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第12回Growth Pitch -メディカル(ヘルスケア)特集-

 5月10日(木)、Fukuoka Growth Next で、スタートアップの成長促進や、企業との事業提携機会の創出を目的として、大企業や中小企業、 VC、メディアを対象としたスタートアップによるピッチイベント「Growth Pitch “メディカル(ヘルスケア)特集”」を開催しました。

今回のテーマは「メディカル(ヘルスケア)特集」。
高齢化が進む今、医療・福祉分野の市場規模は2030年に向けて拡大し、産業者別就業者数も医療・福祉分野は2030年には日本最大の産業になっていくことが予想されています。
その中で、注目すべきトレンドは「臨床とテクノロジーの接近」「異業種・異分野とのコラボレーション」「地域包括医療への流れ」の3つ。
メディカル業界の課題解決のベンチャーが多く出てきており、今回はその中の4社のベンチャーの方にご登壇いただきました。

“あなたの大切な人を見守りたい!”

 1社目の株式会社ワーコンプロジェクトは、独自開発の非接触型活力センサーや AI ロボットを居住空間に設置し、測定値を看護師が24時間体制で遠隔モニタリング等を行い、独居や老々世帯のコンシェルジュとして「医療(健康)面」から「生活面」までワンストップでトータルサポートを行っています。

 現在、3人に1人が高齢者という時代を迎え、医療従事者の減少や、入院ベッドを減らすという国の方針で、入院期間は1週間程で退院となる患者も多く、自宅に帰ってからも「何かあった時に誰が助けてくれるのか、悪くなった時に誰が気づいてくれるのかがわからない」という不安を抱えています。実際に、体調悪化に気づくのが遅れ孤独死の方も急増しております。ワーコンプロジェクトでは孤独死を防ぐための遠隔モニタリングの実証実験を行っており、IoT、AI技術を用いて、九州に住んでいる両親の活動の「見える化」を行い、異常を発見したら地域のお医者が駆けつけることができる等、最後まで自宅で過ごしたい。その思いを実現する為のコンシェルジュサービスを提供しています。

“新型電動歯ブラシで歯磨きの実感を体験”

 2社目の歯っぴー株式会社は特許取得済み新型電動歯ブラシの提供を行っております。代表の小山氏が熊本の災害ボランティア活動の時に自分で歯を磨くことのできない要介護者の歯磨きを経験。そして、要介護者の歯磨きは非常に高い負担があり、指を噛まれるなど感染症のリスクを隣り合わせの作業であることを実感され、今まで培った技術を使い介護領域に製品として高い波及効果があるのではないかと考えたことが創業のきっかけです。

 新型電動歯ブラシとは、光学機能(カメラ含)内蔵することにより、口の中の状態を数値化することができます。磨き残しや歯茎の状態をスマホの画面で確認できるので、普段実感のない歯磨きの実感を得ることができる。そして、口の中を数値化するという明確な物差しで測ることができるという歯ブラシの独自構造で、特許も取得済みでいらっしゃいます。

 将来的には知識をAI機会学習し、歯を磨きながら口腔内の観察を行うことを目指しています。

“全国で約 68,000 軒ある歯科医院向けの予約・CRM【ジニー】”

 3社目は、コンビニより多い数の多い歯科医院の予約管理システム「ジニー」を運営している株式会社DentaLightです。今まで紙で管理していたものをクラウドに以降し、受付業務を効率化することができます。
 歯科医院に予約していたけどキャンセルしたり、途中で通院しなくなった方も多いのではないでしょうか。歯科医院では、毎日予約の20%がキャンセル、患者様の50%が離脱しているといわれています。このシステムでは診察日などをショートメールやアプリ内のチャットで案内することで、キャンセル減少につながります。現在は福岡県を中心に約50施設が利用しいています。日本全国からお問い合わせが来ており、最近では東京に支店も出されました!
 今後、拡げていきたい事業の1つに企業の歯科検診を考えていらっしゃり、来場企業の方との歯科検診についての質疑も行われました。

“食事だけで誰もが病気にならない世界を”

 4社目は、生活習慣病予防のための食習慣改善アプリ「Mealthy」を運営している株式会社Mealthy
 BtoBを中心に、企業の健康経営支援、保健指導におけるIT支援を中心に、食事だけで誰もが病気にならない世界の実現を目指しています。今回は特に透析予防(=腎症第5期)のための食習慣改善サポートについて、ピッチが行われました。腎症第5期といわれる糖尿病性腎症のステージが5期まである中で、「Mealthy」ではまだ普通の生活に戻れる余地のある、第1期、第2期をターゲットに生活習慣の改善、見直しをすることができます。
 アプリで食事の写真を送りユーザーの食習慣を見える化することで、栄養士の最高品質のサポートなどを受けることもでき、食習慣の定期的な改善を行います。今後は栄養士のAI化に向けて、世界レベルの食事画像解析も開発しています。

 次回は6/14(木)の第13回Growth Pitchを開催します。
 詳細はこちらをご覧ください。